「教員だった僕がフィンランドで見つけた、「今」を生きるために大切な5つのこと」徳留宏紀

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フィンランドと聞いて思い浮かぶのは、豊かな自然、美しい湖、そして教育に熱心で幸福度が高い国。  

きっと多くの人がそんなイメージを持っているのではないでしょうか。私もその一人です。

この本は、元中学校教員の福留宏紀さんが、現地フィンランドの公立高校「ヘルシンキ国際高校」での日々を通して得た学びや気づきをまとめた一冊です。

特におすすめしたい人は、次のような人です。

・教育に関心があり、教師としての視野を広げたい人
・特に重視する点があれば
・「自分らしさ」や「今この瞬間」を大切にしたい人

目次

フィンランドで学んだ生き方の5つの柱

それぞれの“5つ”の視点を要約:

  1. チャレンジ:自分を見つめ直し、日本からフィンランドへ思い切って旅立つ。自分の殻を破る一歩目の勇気。
  2. 学び:フィンランドでの学校環境、学び合う文化、人々の交流から学ぶ大切さ。教えるのではなく、一緒に考え育つことの大切さ。
  3. リスペクト:多文化社会の中で「違いを受け入れる」ことの大切さ。リスペクトすることの意味を改めて考える機会に。
  4. 関係を築く:言語や文化の壁があっても、人とのつながりは築ける。丸裸になったとき、何を頼りに関係性を深めていくか。
  5. 自分軸:過去や未来に囚われず、「今の自分」に目を向け、そこから一歩を踏み出していく大切さ。

徳留宏紀さんだからこそ伝えられるリアル

中学校の教員として長い時間働いてきたからこそ、フィンランドのわたって教育を学び直すという体験があるからこそ、言葉に重みを感じます。

さらにフィンランドという異文化に触れることにより、考えが広がり、深まっている様子。

「教育現場での実践」と「心の変化」が”リアル体験”をしてきた人にしか書けない、真実が詰まった共感できる本になっています。

読んで感じたこと・私の気づき

「人生とは学びよ」

「ヒロキ、人生とは学びよ、いつの時も」

ー引用「教員だった僕がフィンランドで見つけた、「今」を生きるために大切な5つのこと」P.52

この言葉は、まるで私自身に向けられているように感じました。

“学ぶ”とは、知識を得ることだけではなく、生き方そのものに向き合うことだと改めて気づかされました。

例えば、次の2つはどうでしょう?

・単語帳を開いて単語を覚え、英文が書けるようになった。

・友達とケンカして仲直りをする中で、人の気持ちを考えて謝る大切さに気づいた。

後者こそ、真の「学び」なのではないかと思います。  

常に学び続け、あのころの自分は恥ずかしくなるくらい。成長していけたらいいですね。

人間関係を構築するには

人との関係を築くには、まず”心を開くこと”が大切だと感じました。

オープンマインドにして笑顔であいさつをして、ラベリングせずに向き合う。  

ラベリング(「この人はこういう人」)をしてしまうと、多面的な魅力を見失ってしまいます。

また、”セカンドセッションを大切にする”という考え方も印象に残りました。  

たとえば、最初に話した翌日にすれ違っても声をかけなければ、それきりになるかもしれません。  

しかし、2度目に声をかけることができたら、3度目はもっと自然に声をかけるれますね。  

小さな積み重ねが、信頼関係をつくっていくんですね。

自分を持って前に進んでいく

「人生の主人公は、あなた自身」  

この言葉にハッとさせられました。

今、ビジョンが明確に見えていないかもしれない。  

人生の時間は有限だけれども、探し続ければきっと見えてくる。  

まわり道をしながら見つける人生。

一本の道をまっすぐ奥深く探求していく人生。

どちらも素敵なんですよね。

「あなたの人生のビジョンは何なの?」

ー引用「教員だった僕がフィンランドで見つけた、「今」を生きるために大切な5つのこと」P.52  

「あなたが大切にしているものは何?」という優しい問いでもあると感じました。

そこには、理解をしたい。さらにその大切にしているものを尊重してリスペクトしたいから教えてという気持が表れていますね。

それぞれが人生の主人公。それぞれの人生を大切にしたいという気持ちを感じました。

明日から試せる5つのアクション

  1. 笑顔、オーブンマインド、ポジティブ

笑顔であいさつし、相手を決めつけず、心を開いて接していく。

  1. セカンドセッションを大切にしていく

最初のやりとりだけで終わらせず、もう一度声をかけて関係をつないでいく。

自ら行動していこうと思っています。

  1. 人生の主人公は自分だという認識をしていく。

 責任も楽しさも自分次第。ハプニングすら味わえる視点を持とう。

  1. 「学び」は日常にあると気づく  

 勉強だけが学びではなく、出会いや失敗もすべて学びになる。

  1. 今の自分に問いを投げかける  

 「私は何を大切にしているのか?」。この問いを持ち続けることで、自分軸を磨いていく。

まとめ

「人生を楽しんでいるかい?」  

この本は、そんな問いをやさしく私たちに投げかけてくれているように思います。

フィンランドでの体験を通じて、人生を豊かにするヒントを見つけた著者。  

教育者として、日本とフィンランドの違いを体感し、そのエッセンスを融合させた貴重な知見が詰まっています。

人生の主人公はあなたです。  

笑顔で、楽しく、ポジティブに。今日も、自分の人生を歩いていきましょう。

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この記事を書いた人

中学校の教員をしていました。
いまはIT、プログラミングの勉強をしています。
学習したこと、便利なツール、勉強方法をを発信していければと思います。

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